中華街にて、夏

先日、短歌クラスタの方々とご飯をさせていただきました。 なぜだか私は、一年半前に短歌をはじめたときに、自分は短歌を通じて他の人と交流することはないんだろうなあと思っていました。さまざまに理由はありますが、いちばんは元々が面倒くさがりだからで…

「かばん」新人特集号 vol.5

山田航氏の回文が読みたくて購入。 特集号自体は、どことなくアナログっぽい作り(原稿がデジタル原稿の文字っぽくない)が同人誌みたいで懐かしかった。いろんな人の作品とその評、うれしい。少しずつ読んでいこう。 回文は、もう、素晴らしい! 一つの単語…

「てんとろり」

今、すぐそばに置いています。ほんとは楽天で買ってたんだけどいつまで経っても予約中で、そうしたら書肆侃侃房の方が重版決定って仰るもんだから(我がことのように嬉しい)、業を煮やして今日買ってきてしまった。 「ひとさらい」を買ったのが、2009年の2…

自分の弱点

私は下句を「オチ」と考えている節がある*1。だから、ギャップがあればある(と思う)ほど、見立てが巧く出来ていれば出来ている(と思う)ほど、セルフGOサインが出る。「『問』と『答』の合わせ鏡」((C)永田和宏氏)と近いのかもしれないけど、二段(ある…

短歌は「詠む」のか「作る」のか

とある人のブログで話題に上がっていたので考えてみる。 その方は「作る」派だそうだが、私はどちらでもないなあと思う。しいて言えば「詠む」か。作れた試しがないので。 私の場合は、短歌に限らずアイデアなんかはシャワーを浴びてる時とかトイレの時とか…

「えーえんとくちから」

The most beautiful thing in the world is, of course, the world itself. 「世界で一番美しいものは、もちろん世界そのものだ」 【ウォレス・スティーブンズ】 聖夜に、何よりも素敵な贈り物。

「短歌パラダイス」

略すと「銀パラ」みたいだ。 うわあ歌合って面白いなあ!そして楽しそうだなあ! 歌合とは簡単に言うと、ざっくりとチーム分けをしてそれぞれのチームから一首ずつ歌を出し、自分のチームの人が詠んだ歌を言葉選びからテクニックからとにかく褒め称え、相手…

3月なのに雪

うっすらと積もってます。このまま降らなきゃいいんだけど。かくまでもひとを愛して雪はふる 拳のやうにめちやくちやにふる(小池純代)

「百年の眠り」鶴田伊津

歌集は気に入ったものがあっても絶版だったり取り扱いがなかったり、あっても高くて手が出しづらかったりするんですが、これはほんとに好きな歌が多くて、抜き出して書いてたらきりがなかったので買っちゃいました。歌集の中でゆるやかに時間が流れています…

「泣くのは馬鹿だからにちがいない」

友達にいきなり「穂村さんの短歌でどれが好き?」と聞かれ、手元の歌集からぽんぽんと答えたら後日ポストカードに書いてくれました。ポストカードの画までちゃんと選んでくれちゃって、ニクいプレゼントです。うれしい。でも「いちばん好きな歌に『うんこ』…