女の色気

「いらいら」DVD感想のところで唯一履き物にけちをつけたけれど、女役を演るときの豊本さんは完璧に女だ。女っていうか、いっそ雌だ。演技そのものはややぎこちなかったりするところもあるんだけど、それが逆に女役のときにいい効果をあげてくる。オーラがなんか違う。
しかし、独特のメガネをかけていて、もっとも身長の高い、ガタイのしっかりしている豊本さんがいちばん女役がしっくりくるというのは不思議な話だ。角田さんはいかにも女装っぽい女装だし、飯塚さんの女装は…アレだしなあ。

↑アレ*1
何がすごいって、角田さんがたまに女役をやる時はロングのかつらを被るのに、豊本さんはかつらをかぶっていないのである。髪がやや長めだとはいえ、男の短髪ではなく女のショートカットに見えてくるのだ。何なんだこの視覚効果は。
あ、でももしかしたらメガネが一役買ってるところもあるのかな。輪郭なんかもぼやけるし。
「いらいら」副音声にて女装癖疑惑が出たとき、

豊本「こういうネタの質だからかもしんないけど、生々しい女やってやろう、っていうのがあるから、大前提に」

と語っていたけれど、女自身も意識していない色気を男が自分の体でもって再現するとこうなるのかというのを目の当たりにするのは、何とも妙な体験だ。

この豊美もかわいかったなあ。

*1:実際いちばん似合いそうなのにどうしてこうなる