第10回東京03単独公演「自分、自分、自分。」東京凱旋公演(11日昼・千秋楽)

長くなった…。ので、後の友人とのぐだぐだ話はいずれ載せよう。友人の感想は「とりあえず次は、始まってすぐの公演と千秋楽を観に来る」。好評だったようでよかったよかった。

  • 落ち込む同僚
    「お前はここの常連さんなの?週何回来てるの?週五はちょっと露骨だよな、週四?」ときて、甲高い「週三?」でとうとう落ちる飯塚さん。メニューで角田さんの頭を叩いて「無視してることに気づけよ!」。豊本さんの「時間の無駄だったよ」が完璧にニュアンス違ってる。
  • 自虐
    立ち上がり泣き叫ぶ角田さんの「生きてまーす!」に飯塚さんがちいさく「いきてまーす」とかぶせてたのが面白かったです。そして飯塚さんを発見し静かに近づいていく角田さん、下手から見てたら飯塚さんのネクタイを咥えて…た…? 「ネクタイを伝ってくるよお!」「小声でなんか言ってるよお!!」のあと、豊本さんがカメラを構えること2回。あの自分撮りがまたかわいくていいんだよな。角田さんの「やあだよおお」のビブラートも効いてたりして(飯塚さんのツッコミは「ドップラー効果みたいなのいいですから!」)。
  • 遭難
    「つってもさあ、ほらあ、そこはトモダチじゃん?」と言うときの飯塚さんの口調と顔のいやらしさったらない。ここも徐々にですが変わってきたところだと思う。
    名前呼び合いもそろそろ見慣れてきた頃、まさかの進化が。
    角田さんが「飯塚ー!」とともに飛んだ。
    アルファルファもこう来るとは思ってなかったのでしょう、完っ全に二人とも笑っちゃってました。謝ったあとも二回、しかも袖に向かってパネルの後ろに行きそうなほどの勢いで飛びつつ「飯塚ー!」と叫ぶ角田さんに、笑いを堪えきれるはずもない飯塚さんは顔を覆うだけならまだしもその場に蹲り、果ては豊本さんより下手側前に出てきてしゃがみ込んじゃう(「せめてこっちに向かって言えよ!」)。
    豊本さんは豊本さんで、直立した体勢のまま膝だけ折り曲げて、地図をブルブル。「あの足むかつくんだよお!」と叫ぶ角田さんに、「お前がああさせてんだよ!」と飯塚さん。ここがほんと三人とも楽しそうで!そして暗転後、二人が行ってしまってからもなぜか「飯塚ー!」。グダグダはグダグダでしたけど、良いグダグダでした。
  • カクピーの結婚
    初っ端、友達がぼそっと「カクピー?」と呟いていた。
    時々差し挟む「カクピー!」「飯塚ー!」のやりとり。個人的にはカクピーを体張って止めるところも「飯塚ー!」って返したらよかったんじゃないかなと思うんだけど。
    いよいよ終わりだってんで、たぶん引き延ばしたかったんだろうなあ。飯塚さん、「素敵なお召し物でー!」「インナーがピンクでー!」と豊本さんを褒める。更に、角田さんが要領を得ない電話(今回アケミにカクピーの由来を話しているのを初めて聞いた)を切ったあとで、飯塚さんが名残惜しそうに「もっと聞いてたかったなあ」。これは素で言ってるんだろうなと思いました。
  • エンディングトーク
    「拍手が鳴り止みませんね!」とにっこにこの飯塚さん。ほんとはもっと拍手してたかったんだけど、三人にしゃべってほしくてやめちゃった。
    いつもはしゃべらない東京で、今回のツアーまとめというか、延々と各ネタの話になる。

    落ち込む同僚は、本当は豊本さんが角田さんの「もしもーし」に「時間の無駄だったよ」で答えるはずなのに、角田さんがずっとしゃべり続けてるから飯塚さんが止めることになる。「メニューで頭叩いてつっこんでたら、割れちゃったんだよね」と飯塚さん。

    遭難。「今日初めてだよね?飛んだのって」「飯塚で飛べるんだなって思った(笑)」おまけに一回やってくれる角田さん、大ウケの客席。「なっかなか謝んないよな!」「だって、俺ここ謝るとこなのかな?ってほんとに」「謝るとこだよ!(他の回で)裏行って数えてみたら、謝るタイミング18回あったよ!」。客席にも、「名前呼び合ってるだけだよ?麻痺してるよみんな!」と飯塚さん。いや、確かに。

    誕生日での豊美のピアノは、全22回公演中成功したのが6回。「少な!」と飯塚さん角田さん。
    一回、会心の成功を収めた日があって、そのときは役的に耳をふさいでいなきゃいけない角田さんも顔の横に添えた手をそっと立てて聴き入ってしまったそうです。一方音楽にこれっぽっちも興味のない飯塚さん、「終わってから裏で着替えてるんだけど、角ちゃんが『音に表情があったね!!』とか騒いでてすごいうるさかった」。
    最後にもう一回弾いてみよう、とピアノを舞台に持ってこようとしたのですが、「もう片付けちゃったって」と袖から戻ってきて飯塚さん。えー!となって、「裏方ぁ!」と叫ぶ豊本さん。そして、違うよ、正式な言い方はこうだよと飛びながら「裏方ー!」と叫ぶ角田さん。
    しかし裏方さんが用意をしてくれたらしく、緑の布が外された状態のピアノが舞台へ。マイク?も外され、生音のまま演奏。が、途中でトチってしまい、「はい終了〜」とピアノはするすると袖へ。「100万円獲得なりませんでしたー」と飯塚さんに言われ、舞台中央から裏に戻るフリをする豊本さん。

    「ここ(舞台)を下りたくない」とものすごく素直な欲望を口にしつつ、恒例の物販話。努力の甲斐あって、CDは完売したそう。でも、問題はカレンダーらしく、2000作って400しか売れていないとのこと。「助けてください」がいやにリアル。それもそうだ、カレンダーだし。

    最後に飯塚さんが、「第二部トークライブになっちゃうよ」と言いつつ、「お客さんを差し置いて、僕らがいちばん楽しんじゃってすみません」と謝っていました。観ているこちらも楽しいので全然良い(むしろもっとやれ状態になる)のですが、やっぱり本人たちが楽しんでいるとこちらまで嬉しくなります。「やめないよまだ」とか語っていた十年前の記事をふと思い出すと*1、余計に。

    拍手に関してだけど、スッと明るくなってしまうのでアンコールができなかったのがなあ。この前POTSUNENではしつこくアンコールができたので、物足りなく感じてしまった*2

*1:[http://d.hatena.ne.jp/aktis/20100315/p2:title]

*2:まああれはどちらかというとしつこすぎた感はあったけども