「たましいの話」

借りてまで読みたい本なんて欲しいに決まってる。

世知辛し。
集中で、特に印象に残った句など。

目覚めるといつも私が居て遺憾
気を抜くと彼の上着が欲しくなる
頑張らざるをえない孔雀の尾の付け根
永遠に泣いていたいの心太
万病のもとなる月の雫かな
大寒の困ったことに良い月夜
逢いに行けば多分疲れる片しぐれ
戦場に近眼鏡はいくつ飛んだ
芹の水ころすほどには愛さずに
性格のよからんいそぎんちゃくぴんく