東日本大震災

何をどう言えばいいものか…。
とりあえず私含め家族や友人は無事です。知り合いの家族でまだ安否の確認が取れてない人がいるようなのですが…心配です。
私は職場で遭いました。これまでも小さな地震はあったものの、だんだんとひどくなっていく横揺れに、これは…?と机の下に。もぐってからも揺れはひどくなって、あちこちで物が倒れる音がするようになりました。机の脚を握りながら揺れが収まるのを待っていたのですが、ふと前を見ればサイドデスクが流れるように遠ざかっていき。人生で初めて体験するひどい揺れと、社屋の古さに一瞬いろいろ覚悟しかけました。
ようやく揺れが止んで、立ち上がってみるとデスクがひどいことに。父は会社で恐らく大丈夫だろうし母は海外だしということですぐに妹に電話をするも、当然のごとく通じず(あとで連絡が取れました)。職場全体でも避難などした後、帰れる人から帰るようにという通達が出ました。
震源地が宮城で、そしてその日会う予定だった友人のいる地域が震度6強と出ていたので、ぞっとして電話をかけてみるも通じず。何度かかけていたら繋がり、無事が確認できました。その後、徒歩で帰る経路を調べて、千葉や神奈川に住んでいて帰れない人に挨拶をして帰途へ。ヒールで来てしまったので、職場で履くサンダルで帰ることにしました。帰り際に見ると、廊下の壁やお手洗いのタイルなどもほんの少しですが剥がれていました。
外へ出ると、大通り沿いは普段ではまず見られないような人通りでした。途中、和菓子屋さんが温かいお茶を出してくれていて、有り難くいただきました。嬉しかった。一時間半弱で帰宅。エレベーターが止まっていたので階段で自室へ。
部屋は、本などが散乱していましたがそこまでひどくはありませんでした。水、電気は大丈夫だったんですけどガスは自動で止まってしまっていたので復旧…しようと思ったのにやり方がわからず。コートを着て機器をいじろうとしていたら、隣の隣に住んでいる方が「私もさっき××さん(隣の人)に教えてもらったの!」と助けてくれました。「この階の人はみんな親切だから、何かあったら助け合おうね」と言われて、それまで緊張していた気持ちがそこで緩んだのか、少し泣きそうになってしまいました。
それからは停電に備えて水を溜めたりとか、荷物をまとめたりとかしましたが割愛。あとはTVを見ながら慄然とするばかりでした。これを書いている今、翌日の22時半なんですけど、未だに余震が来ます。少し強めの地震が来ると携帯に地震速報が来て、昨日は休んだあともそれで何回か起こされました。起きてしまうとニュースを見てしまってまたしばらく眠れず…。
あとは母が無事に帰ってくるかどうかですね。チェンメにまんまと惑わされおって海外にいても迷惑は相変わらずです。ちゃんと着陸できますように。
ここから後は自分にできることを考えて、しっかりやっていこうと思います。少ないけれど、それでも。