題詠blog2011鑑賞をはじめました

陸を離れる
題詠blog2011にて完走された方の歌を、ゴールされた順に、お一人5首ずつ鑑賞をしていこうと思います。
まだまだ経験の浅い身でこういったことをするのはなんだか面映いのですが。4月から通っている月一の短歌の講座で、詠むことももちろんだけど読むのも楽しいなあ!と思ったので、挑戦してみることにしました。歌集を読むだけでは、こういう意味だなと脳で処理して終わりですが、言語化はまた別の作業なのでそれもきちんとできるようになりたいなと。
講座では、だいたい7割くらいの方が実人生から歌を汲み上げているようです。その背景をどう読み取るかが難しいですが、面白いところでもあります。最初のころは詠草が来てもざっと見て選ぶだけだったけれど、今はしっかり目を通すくらいにはハマっています。
あとやっぱり、そのためにやっているわけではないけれど、褒められたら嬉しいんですよね笑。前回なんか、お隣に座られた上品なご婦人(話し方がすらっと淀みなくてとても素敵)に「あなたのに丸をつけたわ。これ、すごく良かった。」と直接お褒めの言葉をいただいて、舞い上がったりもしました。
短歌としてパッケージングするということ、どこまで作者の意図を伝えるかということ、そもそも伝達は短歌の第一目的たりうるか?など…いろいろ考えてはいますが、答えは出ていません。皆さんの題詠を鑑賞させていただく中で、思考をつづけていきたいです。
いちばん怖いのは、あまりに変な読みを展開してしまうことなのですが、広いお心で見守っていただければと思います。