穂村弘の歌会
12月のはじめ、新宿であった「穂村弘の歌会」に行ってきました。歌会というか、事前に提出した短歌の講評会だったんですけど。
テーマは「恐怖」。穂村さんらしい出題だなあと思いつつ出してみたところ、いい歌だというコメントをいただいて、「最近自分も同じモチーフで作りました」と自作を紹介していただきました。小説すばる1月号に載っていたので、抜粋。
裏側を鏡でみたらめちゃくちゃな舌ってこれであっているのか(穂村弘)
ものすごくわかる、わかる、わかってしまう。
詠草のなかで印象的だったのは紗都子さんの歌。冷えた食卓の気配まで伝わってきて、穏やかなのだけれど凄みのある歌だと思いました。
わたしの提出した歌は以下でした。
全身の毛穴の数も直径も位置も深さも我が知らぬこと