短歌研究(2012年7月号)

今月号は自分のとかは割ともうどうでもよくて、むしたけ号だと思ってました。(車みたいだなあ)
自分もうたう☆クラブ賞は過去に2度いただいていて、まあかすりもしなかったんですけれど、十年の軌跡を見ていたら自分なんかほんとまだまだだなあと。思いました。
詠草の選は今月から変わって高野公彦さん。

吾の名を忘れた祖父は王として真夏の庭に君臨したり

祖父を詠った五首をまとめたあとに、祖父が亡くなりました。予期していたわけではありませんが、送らなければよかったとは思いました。〆切に間に合うように、送ってしまったので。
さて、うたう☆クラブのコーチは加藤治郎さん。

戦争は大きなうんどう会なのかそらに引かれたいく本もの白
どこにいるの、どこにいるのと囁いてあなたの耳のなかをくすぐる

一首目は、前回に引き続きコーチをしていただきました。いいのかな? 最初にいただいたメールにあった「シンメトリーな形の歌は、うまく行く場合もありますが、それはもっと無意味で美しいモチーフであるときです。」というアドバイス、最初に読んだときものすごくどきどきしました。二首目は☆マーク付きでした。