第10回東京03単独公演「自分、自分、自分。」

観てきたー! 初・生03でした。
以下ざっくりと自分メモという名のレポ。観る前からたらたらと書きます。
行きがけに図書館に寄って予約本を受け取ってきたので、行く前から(グッズ入る隙間がなさそうなくらい)カバンがぱんぱんに。なんでこんな日に限って単行本とソフトカバーばっかり。
私には珍しく遠足の朝の子ども状態で時間に余裕があったので、最寄り駅に着いたらコンビニ探してティッシュ(ハナが…)とライター(もらったタバコがカバンに入ってるのを思い出したので)買おうと思ってたのに、青山一丁目の出口4の周り何もないのな! 仕方ないので草月ホールを通過してコンビニ捜索。まさか大都会東京のど真ん中でコンビニを探すはめになろうとは。セブンの看板見つけたときにはほっとした。
用を済ませて出てきたら今野さんらしき人がいたような気がしたんだけど(実際今日の夜に来てたようなんだけど)、人の顔を記憶するのが苦手なんでよくわかりません。帰りに単独ライブのチラシ見てもあんまりわかんなかった。ごめんなさい。
ホールに入ったら、色んな番組・人から来たお花がいっぱいですごかった。Twitterで散々スベれとか言ってたますのさんからもちゃんと来ててああもうって感じ笑
新しい三部作の一番目ということで、セットががらりと変わってました(後でパンフを見て納得したんだけど、あの柱は象徴的なものだったんですね)。一目見たときの感想は「金かかってそうだなあ」。身も蓋もない。スタイリッシュでした。思わず写真撮っちゃった。あれにはどういう意味があるんだろう。
コートを席に置いた後、物販へ。パンフとカレンダーと、あと口が滑ってCDを買ってしまう。まだ観てないのに! そしてグッズの中にライターがあって脱力した!(でも草月ホールはそもそも全面的に禁煙だったから何の意味もなかった!!)
席に戻って開演時刻を待つ。が、17時になっても始まらない。遅れるのがデフォなんだろうか。5分くらい過ぎてからかな、いよいよ開演。(以下の順番はアンケートにあった順で香盤通りじゃないかもです)

  • オープニング
    大竹マネのピアノ。
  • クレーム
    定番のファミレスネタ。水を入れたときにちょろっとしか入れてなかったからまた倒すのかなと思ったけど違った。ここんとこ飯塚さんと角田さんが密着する(ってほどじゃないけど、ぐっと近づく)ネタが多いような。「転ばない男」とか「タイの夜」とか「返信メール」とか。豊本さんは変態ポジだからだめなんだろうか。
  • 主題歌「見てたじゃん」
  • 落ち込む同僚
    「夜のカートが暴走するぜ!」が最高。豊本さんが「新しい会社の契約」を「新しい契約の会社」って間違えて言い直してた。
  • 自虐
    結婚式ネタを初めて見た!尻文字のキレが半端ない。
  • 遭難
    ややタイムリーネタ? 下ってジーンズだったよね。あれじゃだめだよー。私の好きな、「責める」「責められる」ポジションが変わっていくネタでした。
  • 恩師
    最後の、両手にビール瓶を持って現れた豊本さんに全てを持って行かれた!笑
  • 誕生日
    これは個人的にちょっと痛かった!笑 男女間格差。豊美はやっぱり生々しい。それなりに見返りを期待してた「ショックです」とか。飯塚さんがシャンパンを持ってきて注いだんだけど、泡立ちすぎて零れて豊美がアレ?みたいな感じでグラスを覗き込んで、はける時に飯塚さんが「失礼いたしました」って言って笑いをこらえながら去ってったのがかわいかった…笑(飯塚さんのあの顔がすごく見たかった!) 豊美は豊美でテーブルに零れたシャンパンをちゃんと拭いてるし。
  • カクピーの結婚
    オークラさんのネタ。前とか前の前とかの方が面白かったかなあ。最初豊本さん「55億」って言ってたような気がしたんだけど気のせい?
  • エンディング「石のようには転がれない」

個人的には「全く覚えてない高校校歌」がツボだったなあ。豊本さんのニヤリが!

物販のパンフ、帰りにカフェに寄って熟読しちゃいました。飯塚さんの字、丸っこくてかわいいなあ笑 オークラ氏との対談がやっぱり興味深かったです。友達は1人もいませんでしたから始まり、これまでの流れを話してたんですが。おぎやはぎがやっぱりすごかったんだってこと、飯塚さんのアルファルファに対する複雑な思いとか、これは読めてよかったなあー。
オークラさんが的確に表現してるけど、確かに飯塚さんのネタはほんとうに日常の「普通なら違和感を感じてもやり過ごしてしまう」部分からきている。この人ってこういう癖があるよね、とか、あの人はいつもああやって逃げる、とか。それが平凡なものであれ突飛なものであれ、コントは状況や設定なんかの外部から作っていくものだと私は今まで思っていたから、飯塚さんのその抽出の仕方みたいなものがすごく新鮮だった。だけど、その視点は時にとても意地悪で残酷に思える。言わば吊し上げに近いことになるから。最初に03のネタをいっぱい見てたとき、いくつか「これはエグい」と思ったこともあったもの。けど、そのドロッドロしたものを、飯塚さんは舞台上で笑いに転化する。それが彼のすごいところだと思う。
個人的な話だけど、03を知って以来なんとなく自分の日常も楽になったような気がする。周りの人の感情とか思考の癖とかに左右されていらいらするんじゃなくて、それを勝手にカテゴライズして「そうそうこの人ってこうなんだよねえ」と軽く笑いながら処理する、そういう方法もあるんだ!と思えるようになったというか。体よく言っても結局上から目線とかそういうことになるんだけど。笑
それからやっぱり写真が嬉しかったなー。北海道ロケのとか。

まあそんな感じで、すごく楽しめました。来月は地方にも行っちゃうので、そこでまた違いを見つけて楽しんできたいと思います。席が違うとまた楽しいし(今日はは前の方の上手側でした。飯塚さんの睫毛まで見えたぜー)。お芝居などの生を楽しむことを覚えちゃうと、こういう風になってしまうのが金銭的に苦しいところです。楽しければそれでいいんですけど!