2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
詠草の選は馬場あき子さん。 午後の陽に撫でられるまま歯科医院の窓辺に頭蓋模型ねむりゐる 空き地飲み会のときに、いま何にいちばん力を入れていますか?と聞かれ、ここの詠草と答えました。これまでずっと一首一首で勝負してきたので、五首でも連作は難し…
先生は知らないでしょう教壇の下に寝転ぶわたしのことを 月間テーマ「先生」にて、加藤治郎さんの選で放送外採用でした。先週分で送ったつもりだったのでアレ?となりました。まあいいや。 ブログではわたしの上が田中ましろさん、下が松木秀さんで、なんと…
うたつかい -短歌な月刊zine- 発行はやっ! 「偶然からある」 その身体を包む白衣を包み込む僕をやさしく包む存在 わたくしのためらい傷から流れ出る赤玉ポートワインの一滴 逞しく清く気高く美しく傲岸不遜なアルパカが俺だ 妹はスペイン語口ずさみながら小…
今すぐに駆けてゆきたい足二ほんぶら下げているぴあのの椅子に 題は「椅子」、佐伯裕子さんの選で二席をいただきました。 佐伯さんには愛らしく読んでいただきましたが、単にピアノのお稽古やだナーという歌です。うちにあったピアノの椅子は、本当に古き良…
題「跳ねる」(佐伯裕子さん選) 世界史の成績それはさておいてアメンホテップ跳ねていこうか 投稿のときも調べたのですが、アメンホテプの方が優勢みたい。わたしが習ったときはアメンホテップだったような気がするんだけどな〜。 4月から投稿先を減らそう…
3月25日と26日、第二回空き地歌会とうたらばイベントに参加してまいりました。いやー盛りだくさんな週末でした! 第二回空き地歌会は題「再」、15人での歌会となりました。一応サブスタッフ(ドS担当…切り込み隊長?)として参加をしましたが、どうだったの…
先生になったあなたがゆく道にたんぽぽ一つ飛ばしておくね 月間テーマ「先生」にて、東直子先生の選で放送内に読んでいただきました。東先生に選んでいただいたのは(放送外含め)はじめてで、しかも先生が夜ぷちで選ばれた最後の歌となりました。単純に順番…
笹公人の短歌プロジェクトBlog 笹短歌ドットコム 復活した笹短歌ドットコム、去年の9月ごろに募集していた「枕詞を使った歌」で、「枕で1首劇場」に拾っていただきました。 しかばねとかばねのあいだうつそみのひとはなみだをもちてあゆめり えっ枕詞ってな…
ちいさい頃に読んだり聴いていたりしたものを、最近また手に入れている。なんだろう、いいものはいいって確認したいのかな。 「お昼寝宮・お散歩宮」谷山浩子 初めて手にした浩子さんのCD。先日載っけた「鬼こごめ」もこの中に入っています。 「星の砦」芝田…
今日という日に、何を書くべきか考えていましたが、やはり何も書けることはない気がします。 わたしは東京にいて、被害という被害には遭っていないことは重々承知なのですが、それでもあの日の前と後とでは何かが決定的に違ってしまっていると感じます。そし…
僕が洟をかんだ飲み屋のナプキンを汚いものを見る目で君は 風船を見上げるようなお別れをしました(やくめは終わったのです) 企画テーマ「別れ話」にて、それぞれ石川美南さんとだいたさんに取っていただきました。「風船を〜」は放送内採用で「大人の別れ…
もうほとんど短歌の備忘録的なブログになってますが、普通の話もするよ!(定期ポスト) 先日もののついでにauショップに行ったら、結果的に月額料金が3000円ほど安くなるというミラクルを体験しました。わたしの使い方の問題ではあるんですけど、それにした…
短歌×写真のフリーペーパー「うたらば」 ブログパーツに歌を採用していただきました。 待ち合わせ場所に置かれた伝言板にひときわ大きく書かれた“&”
うたつかい -短歌な月刊zine- 今月も非常に盛りだくさんです! 「ニライカナイで死んだのは」 明け方のニライカナイで死んだのは弟でした 風に圧されて 真昼間のニライカナイで死んだのは妹でした 光に塗(まみ)れ 黄昏のニライカナイで死んだのは姉さんで…