啖呵とhikeその1

について書こうと思ったら、テーマが壮大すぎて何も書けなかった。当たり前だ。
去年手慰みに作ったものを(発表する機会もないので)載せておく。

梳る母の腕のみ現るる
たましいの調子が悪く花霞
ゆふぐれに気づきしひとから沈むゆえ
水底に塩素とわたしの溶けるまで
神さまのおねしょを笑う朝ぼらけ
春の指触れられないで旅に出る
きりんごとまろびゆくさまひたすらに
アルコールランプ掲げたままの月
いただきに取り残されてされこうべ
日暮れまで時計の鳩と恋話