「かばん」新人特集号 vol.5

山田航氏の回文が読みたくて購入。
特集号自体は、どことなくアナログっぽい作り(原稿がデジタル原稿の文字っぽくない)が同人誌みたいで懐かしかった。いろんな人の作品とその評、うれしい。少しずつ読んでいこう。
回文は、もう、素晴らしい! 一つの単語につきそれの逆を思い浮かべてパズルのように作っていくのかな?と思うんだけど、それがきちんと芯(もしくは、裏)のある文に仕上がっているのがすごい。「抱いたし綺麗な襟足だしありえない轢死体だ」だけでショートの題材になりそうだ。
あとびっくりしたのは申し込みのとき、後払いだったこと。歌人の世界に対する信頼が如実に現れている…と言ったら言い過ぎですか言い過ぎですね。時間をどうにかやりくりしないと郵便局に行けない生活なので未払い状態はどきどきする。