2014-01-10から1日間の記事一覧
「春の柩(後)」 売店のビニール傘を購へば増えてしまひぬ遺品ひとつが 空にかほ隠しつつゆくわたしたちはかへすがへすも雨の標的 水の匂ひ満ちるからだの重たくて心をそとに引き摺つてゆく 動脈に絡め取られしこのからだ遠流の果てに沈みゆくべし 同じ高さ…
短歌×写真のフリーペーパー「うたらば」 ブログパーツに、歌を採用していただきました。 曇天をよこめにけさは犬のため無塩のパンを焼きゐる店主 思うところがあって、最近は「未来」に載せたものも投稿するようにしています。これは2013年1月号「静かな革命…